ヌーボー(英語表記)Nouveau, Germain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヌーボー」の意味・わかりやすい解説

ヌーボー
Nouveau, Germain

[生]1851.7.31. バール,プリエール
[没]1920.4.4. バール,プリエール
フランスの詩人マルセイユリセ教鞭をとったのちパリに出,1874年ランボーを知り,ともにロンドンに渡る。ベイルートやパリで教職につくが,後半生は狂気と神秘主義の交錯する状態のなかで,乞食同然の放浪生活を続けた。作品は多く死後出版。いわゆる「呪われた詩人」の一人として近年注目を集め,1970年にプレイヤッド叢書の一冊として全集が出た。作品には『愛の理論』 Doctrine de l'amour (1881作) ,『ユミリスの詩』 Poèmes d'Humilis (1910) ,『アベ・マリステラ』 Ave Maris Stella (12) ,『バランチーヌ』 Valentines (22) など。

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