精選版 日本国語大辞典「鷹揚」の解説
おう‐よう ‥ヤウ【鷹揚】
〘名〙 (形動) (鷹が大空に飛ぶ姿がいかにも自信にみち、おおらかであるように)
① ゆったりとして威厳があること。小さなことにこだわらないで、おっとりしているさま。ようよう。
② 動作のゆっくりしているさま。
※歌舞伎・伊勢平氏梅英幣(1820)五立「鷹揚(オウヤウ)に、道具廻る」
③ (━する) 世に出ること。名をなすこと。
※徳富猪一郎宛新島襄書簡‐明治一五年(1882)七月二八日「生の固執して止まざるは足下の他日鷹揚せんことを望むなり」
よう‐よう ‥ヤウ【鷹揚】
※本朝文粋(1060頃)六・申遠江駿河守等状〈平兼盛〉「今対二鷹揚之人一、各慙二
退之身一」

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