デジタル大辞泉 「鷹揚」の意味・読み・例文・類語 おう‐よう〔‐ヤウ〕【×鷹揚】 [形動][文][ナリ]《鷹たかが悠然と空を飛ぶように》小さなことにこだわらずゆったりとしているさま。おっとりとして上品なさま。「鷹揚に構える」→大様おおよう[類語]おっとり・寛大・さりげない・何気ない・それとなく・それとなしに・何心ない・遠回し・気軽い・何とはなし・大様おおよう・大らか・広い・寛闊かんかつ・寛容・寛弘かんこう・広量・磊落らいらく・開豁かいかつ・闊達・豪胆・豪放・剛毅・放胆・大胆・太っ腹・雅量・大量・悠揚・悠然・泰然・泰然自若・綽然しゃくぜん・自若・悠悠・浩然・堂堂・正正堂堂・毅然・肝が据わる・腹が据わる・物静か・内気・弱気・引っ込み思案・気弱・内弁慶・陰弁慶・臆病・大人しい・こわがり・小心・小胆・怯懦きょうだ・怯弱きょうじゃく・意気地なし・小心翼翼・弱腰・薄弱・惰弱・柔弱・軟弱・優柔・不断・柔やわい・柔やわ・弱弱しい・女女しい・弱音を吐く・音を上げる・悲鳴を上げる・気が弱い・腰が弱い・煮え切らない・肝が小さい・肝っ玉が小さい・温順・柔順・従順・温柔・温良・順良・素直・穏和・おだやか・おとなしやか・控えめ・優しい・内向的・人見知り・しんねりむっつり・シャイ・心静か・安らか・安穏・のどか・悠長・どっしり・気長・伸び伸び・伸びやか・のんびり・屈託無い・自然体・のんどり・しなやか・しとやか・なよやか・なよなよ・しっとり・物柔らか・静静しずしず・ソフト・婉然えんぜん・しおらしい・閑語・たおやか・ナイーブ・心優しい・柔和・温雅・静心しずこころ・従容しょうよう・悠悠閑閑・おおどか・つつましい・奥ゆかしい・平静・冷静・しみじみ・しっぽり・しんみり・静まる・温顔・温容・春風駘蕩たいとう・穏便・粛粛・静謐せいひつ・静粛 よう‐よう〔‐ヤウ〕【×鷹揚】 [形動]「おうよう(鷹揚)」に同じ。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「鷹揚」の意味・読み・例文・類語 おう‐よう‥ヤウ【鷹揚】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) ( 鷹が大空に飛ぶ姿がいかにも自信にみち、おおらかであるように )① ゆったりとして威厳があること。小さなことにこだわらないで、おっとりしているさま。ようよう。[初出の実例]「君上若能く、をうやうなれば、衆共皈して、得レ衆なり」(出典:足利本論語抄(16C)堯曰第二〇)[その他の文献]〔詩経‐大雅・大明〕② 動作のゆっくりしているさま。[初出の実例]「鷹揚(オウヤウ)に、道具廻る」(出典:歌舞伎・伊勢平氏梅英幣(1820)五立)③ ( ━する ) 世に出ること。名をなすこと。[初出の実例]「生の固執して止まざるは足下の他日鷹揚せんことを望むなり」(出典:徳富猪一郎宛新島襄書簡‐明治一五年(1882)七月二八日)鷹揚の語誌本来は武勇のさまを表わす漢語で、和製語「大様」とは別語だが、意味と語形の接近から両者は混同され、「鷹揚」は日本では近世以降、「大様」の意味で、「おほやう」の表記で用いられている。→「おおよう(大様)」の語誌 よう‐よう‥ヤウ【鷹揚】 〘 名詞 〙 ( 形動 )( 「よう」は「鷹」の漢音、「おう」は呉音 ) (鷹が大空を飛ぶように)ゆったりとして威厳があること。こせこせしないこと。また、そのさま。おうよう。[初出の実例]「今対二鷹揚之人一、各慙二退之身一」(出典:本朝文粋(1060頃)六・申遠江駿河守等状〈平兼盛〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
普及版 字通 「鷹揚」の読み・字形・画数・意味 【鷹揚】ようよう(やう) 猛禽の威武あるさま。揚は(よう)(おおたか)とする説がある。〔詩、大雅、大明〕維(こ)れ師(ししやうほ) 時(こ)れ維れ鷹揚 彼の武王を涼(たす)け 大を肆伐(しばつ)す 會(くわいてう)なり字通「鷹」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報 Sponserd by