ノーブイアルバート通り(読み)ノーブイアルバートドオリ(その他表記)Улица Новый Арбат/Ulitsa Novïy Arbat

デジタル大辞泉 「ノーブイアルバート通り」の意味・読み・例文・類語

ノーブイアルバート‐どおり〔‐どほり〕【ノーブイアルバート通り】

Ulitsa Novïy ArbatУлица Новый Арбатロシア連邦の首都モスクワ大通り一つ。1930年代の都市開発に伴って建設が計画されたが、第二次大戦により中断戦後に完成し、この通りを含む市街中心部のクレムリンからモスクワ川まではカリーニン大通りと呼ばれた。1960年代に建てられた高層ビルが並ぶ。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ノーブイアルバート通り」の意味・わかりやすい解説

ノーブイ・アルバート通り
のーぶいあるばーとどおり
Улица Новый Арбат/Ulitsa Novïy Arbat

ロシア連邦の首都モスクワの代表的な通り。1992年まではクレムリンの西からアルバート広場に至るボズドゥビジェンカ通りとアルバート広場からモスクワ川までのノーブイ(新)・アルバート通りをあわせて、ソ連共産党の指導者の名にちなみ、カリーニン大通りとよんでいたが、ソ連崩壊後、名称が変更された。この二つの通りは第二次世界大戦後の都市改造計画に従ってつくられ、通りの両側に22階建て、26階建てのビルが建設され、官庁アパートに使用されている。建物の前面に2階建てのショッピング街が帯状に連なり、ドームクニーギ(書店)、オクチャブリ(映画館)などの専門店、娯楽施設がある。

[中村泰三・小俣利男]

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