新世界より(読み)シンセカイヨリ

精選版 日本国語大辞典 「新世界より」の意味・読み・例文・類語

しんせかいより【新世界より】

  1. ( 原題[チェコ語] Znového světa ) 交響曲。ドボルザーク作曲。交響曲第九番ホ短調、作品九五。アメリカ滞在中にうけた鮮烈な印象もとに作曲。一八九三年ニューヨークで初演第二楽章ラルゴ旋律は「家路(ゴーイング‐ホーム)」として有名。新世界。新世界交響曲。

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デジタル大辞泉プラス 「新世界より」の解説

新世界より〔小説〕

貴志祐介小説。2008年刊行。同年、第29回日本SF大賞受賞。人類が「呪力」と呼ばれる超能力を手に入れた1000年後の世界を舞台とするSFファンタジー。漫画化作品もある。
②①を原作とする日本のテレビアニメ。放映はテレビ朝日系列(2012年10月~2013年3月)。制作A-1 Pictures監督:石浜真史。声の出演:種田梨沙、東條加那子、梶裕貴ほか。

新世界より〔曲名〕

チェコの作曲家アントニン・ドヴォルザークの交響曲第9番(1893)。アメリカ滞在中に作曲された。ドヴォルザークの作品中で最もよく知られる。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新世界より」の意味・わかりやすい解説

新世界より
しんせかいより
From the New World

ドボルザークの交響曲第9番,ホ短調。作曲者が 1892年アメリカに招かれ,そこで受けた強い印象に基づいて作られたので,この名がある。完成は翌 93年,同年初演された。

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