日本大百科全書(ニッポニカ) 「バタンバン」の意味・わかりやすい解説 バタンバンばたんばんBattambang カンボジア西部、バタンバン省の省都。首都プノンペンの北西約260キロメートルに位置し、国道、鉄道が通じる。人口20万7000(2003推計)。1795年にシャム(タイ)領に編入されたが、1907年に復帰した。周辺は豊かな穀倉地帯で、市はそれらの農産物を集散する。ワット・ポーなどの歴史的遺跡も多い。1972年には約10万の人口を有したが、75年以降ポル・ポト政権の都市無人化政策により、ほとんど廃墟(はいきょ)と化した。80年以降徐々に復興しつつある。[菊池一雅] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例