カンボジア北西部,トンレ・サップ湖西方にある市で,同名州の州都。人口17万1000(2002)。首都プノンペンの北西約250km,国道と鉄道が通じる。1795年にシャム(タイ)領に編入されたが,1907年のフランス・シャム条約により回復した。トンレ・サップ湖に流れ込むサンケ川の河岸に開けた町で,幅広い道路と緑の多い近代的な市街をもち,名刹ワット・ポーなどがある。市は農産物の集散地であるが,この地方はカンボジア第2の穀倉地帯で,近くに米作のプランテーションがあり,農業試験場があった。72年の市の人口は約10万であったが,75年以降民主カンボジア政権の都市無人化政策により一時は廃虚と化した。80年からまず官吏とその家族が戻り,復興しつつある。
執筆者:石沢 良昭
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...