バヒアグラス(読み)ばひあぐらす(英語表記)bahia grass

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バヒアグラス」の意味・わかりやすい解説

バヒアグラス
ばひあぐらす
bahia grass
[学] Paspalum notatum Flügge

イネ科の多年草草丈は30~70センチメートル、穂の長さは5~7センチメートル。穂軸は基部から二又に分かれ、それぞれの軸の片側に小穂が2列に並ぶ。小穂は3ミリメートルほどの楕円(だえん)状球形で、1個の穎果(えいか)が実る。深く根を張り、じょうぶな走出枝によって芝状に育つ。南アメリカ原産で、日本には1956年(昭和31)に導入され、野生化もしている。飼料や土壌侵食防止のために暖地で栽培される。

[星川清親]

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