ヒューマンリレーションズ

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百科事典マイペディア の解説

ヒューマン・リレーションズ

人間関係あるいは人間関係論のこと。企業など組織体の中の人間相互の関係によって人間の感情態度が大きく左右され,その行動が決まるとする考え方。特にインフォーマル組織(インフォーマル・グループ)の影響を重視する。この考え方は米国メーヨーによりホーソーン実験結果に基づいて提唱され,のち労働意欲・生産性向上の手段として普及
→関連項目社内報メーヨーモラール労務管理

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世界大百科事典(旧版)内のヒューマンリレーションズの言及

【人間関係】より

…少なくとも日本語の表現に関するかぎり,〈人間関係〉という語の〈関係〉という部分は蛇足であって,〈じんかん〉とも読みうる〈人間〉だけで,すでに人的な紐帯(ちゆうたい)の意味をもっているといえよう。 この〈人間関係〉という用語は,実は第2次大戦後,ヒューマン・リレーションズhuman relationsの翻訳語として導入されたものである。それはもともと,産業社会学の有名なホーソーン実験Hawthorne experimentで見いだされた,職場における全人格的な触れ合いの重要性を意味する概念であった。…

※「ヒューマンリレーションズ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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