ビアド(その他表記)Charles Austin Beard

旺文社世界史事典 三訂版 「ビアド」の解説

ビアド
Charles Austin Beard

1874〜1948
アメリカの政治学者・歴史家
1913年『合衆国憲法の経済的一解釈』を公刊し,憲法制定者たちの経済的動機をえぐって学界に衝撃を与えた。史学者としては唯物史観を生かしつつプラグマティズムを重視し,多くの著書を残した。主著『アメリカ文明の勃興』(4巻,1927〜42)は有名。夫人メアリー=リッターも労働運動史の権威で,夫人との共著が多い。晩年には保守的となり,F.ローズヴェルト大統領の政策を批判し,反響をよんだ。

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ビアド」の解説

ビアド
Charles Austin Beard

1874~1948

アメリカの歴史学者,政治学者。インディアナ州出身。『アメリカ合衆国憲法の経済的解釈』(1913年)などアメリカ政治を経済的利益との関連で論じた著作が多い。第二次世界大戦に際し不介入論を展開ローズヴェルト外交を批判した。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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