旺文社世界史事典 三訂版 「ビアド」の解説
ビアド
Charles Austin Beard
アメリカの政治学者・歴史家
1913年『合衆国憲法の経済的一解釈』を公刊し,憲法制定者たちの経済的動機をえぐって学界に衝撃を与えた。史学者としては唯物史観を生かしつつプラグマティズムを重視し,多くの著書を残した。主著『アメリカ文明の勃興』(4巻,1927〜42)は有名。夫人メアリー=リッターも労働運動史の権威で,夫人との共著が多い。晩年には保守的となり,F.ローズヴェルト大統領の政策を批判し,反響をよんだ。
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