現代外国人名録2016 「フランクステラ」の解説
フランク ステラ
Frank Philip Stella
- 職業・肩書
- 画家
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1936年5月12日
- 出生地
- マサチューセッツ州マルデン
- 専門
- ミニマルアート
- 学歴
- フィリップス・アカデミー,プリンストン大学(美術史)〔1958年〕卒
- 受賞
- 日本国際美術展国際大賞(第9回)〔1967年〕
- 経歴
- 1958年ニューヨークに出てジャスパー・ジョーンズの作品に感銘。この頃から規則正しい黒のストライプで画面を覆うブラック・ペインティングを制作し、’59年ニューヨーク近代美術館の「16人のアメリカ作家展」に選抜され一躍有名になる。翌年、レオ・カステリ画廊での個展で「アルミニウム・シリーズ」を発表、やがてミニマル・アートの代表的な作家となった。’70年代に入るとレリーフ状絵画へと展開、「エキゾチック・バード」「インディアン・バード」「サーキット」等のシリーズを次々と発表、’80年代の表現主義の潮流に大きな影響を与えた。’86年には鋳造されたオブジェの組合せによるシリーズに着手。作品はニューヨーク近代美術館(MoMA)他に所蔵されている。’91年千葉県佐倉市の川村記念美術館で回顧展が開かれた。’94年には同館で新作壁画「フールームールー」、野外彫刻「リュネヴィル」を中心に、「フランク・ステラ―躍動する空間へ」展が開かれた。幾何学的かつ規則的な線とむらなくフラットな色面による一連の絵画を制作し、表現を最小限に切り詰める手法を確立した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報