フレンスブルク(読み)ふれんすぶるく(英語表記)Flensburg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フレンスブルク」の意味・わかりやすい解説

フレンスブルク
Flensburg

ドイツ北部,シュレースウィヒホルシュタイン州の最北,キール湾にのぞむフレンスブルクフィヨルド湾奥にある港湾都市。 1284年に都市権を得た。三十年戦争以後スウェーデン人にたびたび略奪された。 1848年デンマーク支配下のシュレースウィヒ州の州都。 66年以降プロシア王国領。軍港石炭貿易港で,造船金属,食品加工などの工業が行われる。聖ニコラウス聖堂 (13世紀) ,北市場門 (1595) ,市立博物館などがある。人口8万 6977 (1991推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フレンスブルク」の意味・わかりやすい解説

フレンスブルク
ふれんすぶるく
Flensburg

ドイツ北部、シュレスウィヒ・ホルシュタイン州の郡庁所在都市。人口8万4300(2000)。デンマークとの国境の町で、バルト海に連なるフレンスブルク湾の湾奥に位置する。第一次世界大戦後、北シュレスウィヒがデンマークに帰属し、後背地を失ったが、いまなおデンマークとの貿易が経済的重要性をもつ。古くから造船、繊維金属加工などの工業がある。第二次世界大戦では戦災を免れ、中世建築が多く残る。戦後多数の避難民を受け入れた。

[齋藤光格]

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