ブタンジオール

化学辞典 第2版 「ブタンジオール」の解説

ブタンジオール
ブタンジオール
butanediol

C4H10O2(90.12).ブチレングリコールともいう.ブタンの二価アルコールで,ヒドロキシ基の位置により4種類の異性体がある.【】1,4-ブタンジオール:HO(CH2)4OHアセチレンホルムアルデヒドとから,レッペ反応によって得られるブチンジオールを接触還元すると得られる.融点20 ℃,沸点235 ℃.1.017.1.446.水,エタノールに易溶,エーテルに難溶.樹脂原料,可塑剤,工業化学薬品原料のほか,テトラヒドロフランγ-ブチロラクトンの原料に用いられる.[CAS 110-63-4]【】2,3-ブタンジオール:CH3(CHOH)2CH3DL-,D-,L-,meso-2,3-ブタンジオールの4種類があり,ジアセチルの還元によりD,L-ブタンジオールが,trans-2,3-エポキシブタンの加水分解細菌による発酵ではmeso-2,3-ブタンジオールが生成する.meso-2,3-体は融点36 ℃,沸点181 ℃.0.994.1.437.(D,L)-トレオ体は融点7.6 ℃,沸点86 ℃(2.13 kPa).1.434.(2R,3R)-(-)-2,3-ブタンジオールは融点19 ℃.-12.85°.0.987.[CAS 513-85-9][CAS 5341-95-7:meso-体][CAS 6982-25-8:D,L-トレオ体]【】1,2-ブタンジオール:HOCH2CH(OH)CH2CH3ラセミ体は,1,2-ジハロブタン,1-ブテンオキシドの加水分解によって得られる.無色の液体.沸点195 ℃.1.002.1.437.水,エタノールに易溶.(+)-(R)-1,2-ブタンジオールは+14.5°(エタノール).[CAS 584-03-2]【】1,3-ブタンジオール:HOCH2CH2CH(OH)CH3.相当するβ-アルドールの還元,1,3-ブチレンオキシドの加水分解によってラセミ体が得られる.無色,無臭の液体.沸点207 ℃.1.005.1.441.(R)-(-)-1,3-ブタンジオール[CAS 107-88-0]は-18.8°(エタノール).水,エタノールに易溶,アセトン,エーテルに可溶,脂肪族,芳香族炭化水素に不溶.これらはいずれも合成樹脂,界面活性剤原料,吸湿剤,溶剤,不凍剤などに広い用途がある.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

新暦の 4月後半から 5月の,梅雨前に日本列島が大きな移動性高気圧に覆われたときの晴天。発現期間は短い。もともとは旧暦 5月が梅雨にあたることから,梅雨の晴れ間の意味で,梅雨晴れ(つゆばれ)とも呼ばれ...

五月晴れの用語解説を読む