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ポーランド中部,同名県の県都。人口36万9151(2004)。ビスワ川支流のブルダ川沿いにある。13世紀に初めて城塞が建設され,1346年に都市法を獲得した。穀物や木材の集積地として経済的発展が始まったのは,ポーランドが海への出口グダンスクを獲得した1466年以降のことである。17世紀半ばの戦乱で荒廃したが,第1次ポーランド分割でプロイセン領となり,ビドゴシュチ運河(ブルダ川~ノテチ川間)が建設(1773-74)されて,産業・交通の要地としての地位を確立した。1920年ベルサイユ条約でポーランド領となってからも電気,機械,化学を中心とする工業,および鉄道,水運などの要地として繁栄している。
執筆者:木塚 英人
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ポーランド中北部、クヤフスコ・ポモジェ県の県庁所在地。ポズナニの北東約100キロメートル、ビスワ川が大きく北東に流路を変える地点の左岸にある。人口38万3213(2001)。ドイツ語名ブロムベルクBromberg。14世紀にチュートン騎士団の開拓拠点となった古い町で、歴史的建造物も多い。ビエルコポルスカ地方の一角、肥沃(ひよく)なクヤビ平野の農業地帯を背後に控え、その文化・科学の中心都市として繁栄した。ビスワ川とオドラ(オーデル)川を結ぶ全長25キロメートルのビドゴシュチ運河が市域を通過し、400トンの船が航行できる。上シロンスク(シュレージエン)からグダニスクへの幹線鉄道の建設以来、工業発展も著しく、地方資源を利用した木材加工、皮革、食品のほか、各種機械(電気、工作、精密)などの工業が盛んである。
[山本 茂]
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