病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版 の解説
ヘリコバクター・ピロリ除菌剤
《ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン製剤》
ボノサップ(武田薬品工業)
《ボノプラザンフマル酸塩・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール製剤》
ボノピオン(武田薬品工業)
《ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・クラリスロマイシン製剤》
ラベキュア(EAファーマ、エーザイ)
《ラベプラゾールナトリウム・アモキシシリン水和物・メトロニダゾール製剤》
ラベファイン(EAファーマ、エーザイ)
胃・十二指腸潰瘍、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病、早期胃ガンに対する内視鏡的治療後胃におけるヘリコバクター・ピロリ感染症、ヘリコバクター・ピロリ感染胃炎に用います。
①
②ショック、アナフィラキシー、汎血球減少、血小板減少、劇症肝炎、肝機能障害、
ボノサップでは、顆粒球減少、血便を伴う重い大腸炎、好酸球性肺炎、QT延長、心室頻拍、心室細動、PIE症候群、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、尿細管間質性腎炎、アレルギー性紫斑病、薬剤性過敏症症候群が現れることがあります。
ボノピオンでは、顆粒球減少、白血球減少、好中球減少、好酸球性肺炎、出血性大腸炎、末梢神経障害、中枢神経障害、急性膵炎が現れることがあります。
ラベキュアでは、溶血性貧血、急性腎障害、間質性腎炎、尿細管間質性腎炎、低ナトリウム血症、QT延長、心室頻拍、心室細動、肝不全、PIE症候群、けいれん、アレルギー性紫斑病、薬剤性過敏症症候群が現れることがあります。
ラベファインでは、溶血性貧血、急性腎障害、間質性腎炎、低ナトリウム血症、好酸球性肺炎、末梢性神経障害、中枢神経障害、急性膵炎が現れることがあります。
このような症状が現れたときは服用を止め、すぐに受診してください。
②腹部膨満感、かゆみ、舌炎、頭痛、めまい、ねむけ、便秘、口渇、発熱、女性化乳房、食欲不振、吐き気、嘔吐、便秘、食欲不振、胃部不快感、味覚異常、口内炎、腹痛、幻覚、失見当識(時間、場所、名前がわからない)、意識障害、せん妄、
①ラベキュアは、パリエット錠、サワシリン錠、クラリス錠の3剤セット、ラベファインは、パリエット錠、サワシリン錠、フラジール内服錠の3剤セットです。
ボノサップは、タケキャブ錠、アモリンカプセル、クラリス錠の3剤セット、ボノピオンは、タケキャブ錠、アモリンカプセル、フラジール内服錠の3剤セットです。
1日あるいは1回の服用量・服用時間、服用期間については、医師・薬剤師の指示を守ってください。
②個々の薬で過敏症をおこしたことのある人、伝染性単核症、重い腎障害のある人、アタザナビル硫酸塩製剤やリルピビリン塩酸塩製剤を使用中の人は、使用できません。
クラリス錠を含むセットでは、肝臓または腎臓に障害のある人、ピモジド製剤、エルゴタミン含有製剤、ロミタビドメシル酸塩製剤、タダラフィル製剤、チカグレロル製剤、イブルニチブ製剤、アスナプレビル製剤、バニプレビル製剤、スボレキサント製剤を使用中の人は使用できません。
フラジール内服錠を含むセットでは、脳・脊髄に器質的疾患のある人、妊娠3か月以内の人には使用できません。
そのほか、以前に薬を用いてアレルギー症状が出たことがある人、心疾患、血液疾患がある人、本人または両親やきょうだいがアレルギー体質をもつ人、妊婦、母乳で授乳中の人、ほかに薬を使っている人などは、必ず医師に報告してください。
出典 病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版病院でもらった薬がわかる 薬の手引き 電子改訂版について 情報