20世紀西洋人名事典 の解説
ヘンドリック・W.B. ローゼボーム
Hendrik Willem Bakhuis Roozeboom
1854.10.24 - 1907.2.8
オランダの物理化学者。
元・アムステルダム大学教授。
アルクマール生まれ。
1872年地元の高等学校を卒業し、食品関係の研究所、ライデン大学の化学助手、講師を経て、1884年に学位を取得後、1896年アムステルダム大学化学教授となる。ギブスが発表した相律を、初めて実際に不均一系の平衡の研究に応用したことで著名。この平衡は二次元や三次元のグラフを用いて表され、とくに均一系の平衡の概念は合金の研究に応用された。相律を化学者の間に広めるのに貢献している。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報