ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベゾブラーゾフ」の意味・わかりやすい解説
ベゾブラーゾフ
Bezobrazov, Aleksandr Mikhailovich
[没]?
ロシアの政治家。 1903年から皇帝の尚書。 1898年極東への進出を目的として「ベゾブラーゾフの徒党」をつくり,ニコライ2世の外交政策に大きな影響を与えた。反対派の S.Y.ウィッテを蔵相の職から退けることには成功したが,国内の革命的不満をそらす目的で極端な極東政策を推進,日露戦争を引起したが,敗戦に終ってからは勢力を失った。革命後亡命した。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報