デジタル大辞泉
「アルコーブ」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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アルコーブ
- 〘 名詞 〙 ( [英語] alcove ) 西洋式の建築で、大きな部屋に付随した小部屋。また、部屋の一部を外側に張り出させた部分。ベッドを置いたり書庫にしたりする。
- [初出の実例]「君をわがアルコーブの帷幕(とばり)の陰に引入れしめ」(出典:ふらんす物語(1909)〈永井荷風〉橡の落葉)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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アルコーブ
alcove
部屋の内部を柱,アーチ,衝立(ついたて),手摺,カーテン,装飾などで仕切り,奥まった場所としてつくられた小室。床に段差をつけ,天井を低くするなどして主室との区別を強調することが多い。すでに古代ローマ時代の住宅でこの形式の寝室,小部屋が普及したが,語源は曲面天井,および曲面天井の小室を意味するアラビア語である。バロック時代,とくにフランスの邸館では接見の間を兼ねた豪華な例がみられる。現在は書斎,食堂等に利用するため居室の一部分をくぼませた所,さらに庭園内の植込みの凹所や四阿(あずまや)が広くこの名で総称される。
執筆者:日高 健一郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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アルコーブ
alcove
建築用語。部屋や廊下などの壁面の凹所。ベッドなどが置かれる大きなものから花瓶などを飾るニッチ (壁龕) のようなものまでがある。語源はアーチを意味するアラビア語。 17世紀のフランス建築では,貴婦人の供応の間として大規模,豪華に造られる。 18世紀には,優雅な小室となり,アンピール様式の時代には,列柱をめぐらした空間となる。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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アルコーブ
漏壁を少しくぼませた空間。マンションにおいては、共用廊下から壁を少し後退させた住戸の玄関まわりをアルコーブという。これは、玄関扉を開けた時に共用廊下から玄関内部が丸見えになるのを防ぐためや戸建住宅の感覚を取り入れるための一手法である。
出典 リフォーム ホームプロリフォーム用語集について 情報
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アルコーブ
マンション等の共同住宅において、共用廊下から少しくぼんだ形状になっている玄関ドア前のスペースを「アルコーブ」といいます。
このアルコーブは、外部からの視線を遮り、プライバシーを高める効果があります。
出典 不動産売買サイト【住友不動産販売】不動産用語辞典について 情報
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アルコーブ【alcove】
部屋の壁面の一部をへこませたり、外部に張り出して作られた部分、または小室。マンションで、プライバシーに配慮して玄関の前を外廊下から少しくぼませて作ることがあるが、そのくぼませたスペースもいう。
出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報
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