ベリッシモ(その他表記)Veríssimo, Érico

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベリッシモ」の意味・わかりやすい解説

ベリッシモ
Veríssimo, Érico

[生]1905.12.17. リオグランデドスル,クルスアルタ
[没]1975.11.28. ポルトアレグレ
ブラジルの小説家。少年時代にイプセン,シェークスピア,マシャド・デ・アシスらの作品を耽読し,『クラリッサ』 Clarissa (1933) ののち,1935年に『交差した道』 Caminhos Cruzadosでグラッサ・アラニャ賞を,『遠くの音楽』 Música ao Longeでマシャド・デ・アシス賞を受賞。ほかに『野の百合を見よ』 Olhai os Lírios do Campo (38) ,『あとは沈黙』O Resto é Silêncio (43) ,3部作『時と風』O Tempo e o Vento (49~61) など。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ベリッシモ」の意味・わかりやすい解説

ベリッシモ
べりっしも
Érico Veríssimo
(1905―1975)

ブラジルの小説家。ハクスリーモームの影響を受ける。『野の百合(ゆり)を見よ』(1938)など初期作品は大都会の道徳的、精神的危機を日常のできごとを通じて追求する。次の大作『時と風』五巻(1949~62)は故郷リオ・グランデ・ド・スール州の社会形成を叙事詩的スケールで描く。『アンタレス出来事』(1971)など晩年の作のテーマは国際政治にまで広がり、イデオロギー色彩を帯びるが、作家としていっそう円熟の腕をみせている。

[高橋都彦]

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