ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベリョ」の意味・わかりやすい解説
ベリョ
Bello, Andrés
[没]1865.10.15. サンチアゴ
ベネズエラの詩人,法学者,文法学者。青年時代には新古典派風の詩を書いたが,ラテンアメリカの独立運動に積極的に参加。 1810年ベネズエラ革命会議出席のためにロンドンに渡り,以後 19年間イギリスにとどまり,母国の革命政府のために献身的に働きながら,言語学,文学,哲学,法律などを研究。 26年『アメリカ目録』 El repertorio americano誌を創刊,そこに代表作であるロマン主義的な『熱帯地域の農耕への歌』 Silva a la agricultura de la zona tórrida (1826) を発表。 29年チリの外務省に職を得,サンチアゴに移った。 42年チリ国立大学を創立し,初代総長に就任。またチリの民法 (55公布) の編纂に参画。ほかに『カスティリア語文法』 Gramática de la lengua castellana (47) など。
ベリョ
Bello
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