ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボト」の意味・わかりやすい解説
ボト
Both, Jan
[没]1652.8.9. 〈埋葬〉ユトレヒト
17世紀のオランダの画家,銅版画家。 A.ボトの弟。 1638~41年にローマで絵を学び,帰国後ユトレヒトの画家組合に登録,イタリア風の風景画を描いた。兄アンドリースが画中の人物を描いたといわれるが確証はない。多くは自分で描いたものと思われ,また数点は,ボトの肖像画も描いた C.ポエレンブルフの手に成るものと考えられる。自作の絵をもとに銅版画も制作した。
ボト
Both, Andries
[没]1641. ベネチア
17世紀のオランダの風俗画家,銅版画家。 1633年頃から 41年までローマで活躍。弟ヤン (→ボト ) の風景画の人物を描いたといわれるが,彼の没年以前の弟の絵は確証されていない。
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