インド洋南西部,マダガスカル島の東方にある島嶼国モーリシャスの首都。人口15万(2005)。モーリシャス島北西岸の港湾都市で,同島唯一の貿易港であり,漁港でもある。天然の良港で,この国の主要生産物である砂糖を輸出するほか,ラム,ワイン,タバコ,繊維(モーリシャス・ヘンプ),食料品などの軽工業がある。16世紀初めにポルトガル船が島を発見する以前に,アラブもしくはインドネシア人が来航した可能性もあるが,1598年にオランダが寄港地とした時,島は無人であった。1710年にオランダが放棄したが,15年フランスがこの島を領有して35年に町を建設した。1810年からイギリス領となったモーリシャスの主都,また1968年の独立後は首都になっている。
執筆者:西野 照太郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
インド洋南西部の島国モーリシャスの首都。モーリシャス島北西端に位置する港町で、人口14万4300(2000)。1968年の独立以前、モーリシャスの植民地化の過程で何度か名称がかわり、オランダ領時代にはノルト・ウェスト・ハーフェン、フランス領時代のナポレオン期にはナポレオン港、イギリス領時代にはノース・ウェスト・ハーバーとよばれた。背後に山を控えた天然の良港で、南西インド洋の主要港となっている。モーリシャスの主要農産物であるサトウキビを輸出する。イギリス海軍の基地が置かれ、南南東45キロメートルにはプレサンス国際空港がある。
[林 晃史]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新