マイコプ(読み)まいこぷ(英語表記)Майкоп/Maykop

日本大百科全書(ニッポニカ) 「マイコプ」の意味・わかりやすい解説

マイコプ
まいこぷ
Майкоп/Maykop

ロシア連邦南西部、クラスノダール地方アディゲア共和国の首都。人口16万7000(1999)。カフカス山脈北東麓(ろく)に広がる丘陵に位置し、クバン川支流ベーラヤ川の浅い谷に沿う。電気通信機、金属切削刃、工作機械木材製靴などの工場があり、付近のベーラヤ川では木材流送が行われる。歴史郷土館がある。市の創立は1857年。

渡辺一夫

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マイコプ」の意味・わかりやすい解説

マイコプ
Maykop

ロシア南西部,北カフカスアドゥイゲ共和国の首都。クラスノダールの南東約 100km,大カフカス山脈西部北麓にあり,クバン川支流ベーラヤ川にのぞむ。 1858年ロシアの要塞として建設された。金属加工,木材加工用機械,食品 (缶詰食肉醸造) ,たばこ,製紙,木材加工などの工業がある。市の南西には油田があり,また周辺に鉱泉が多く,北カフカスの保養地ともなっている。教育大学,アドゥイゲ言語・歴史・文学研究所がある。トゥアプセアルマビルを結ぶ鉄道から分岐する支線が通る。人口 14万4246(2010)。

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