マコン(読み)まこん(英語表記)Mâcon

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マコン」の意味・わかりやすい解説

マコン
Mâcon

フランス中部,ソーヌエロアール県の県都。県の南東端,ソーヌ川右岸に位置する河港都市。ガロ・ローマ時代の町マティスコが起源。サラセン人の侵入宗教戦争などで大きな被害を受けた。現在はパリと地中海岸を結ぶ高速自動車道とロアール河谷-ジュネーブ間の主要道との交点にある交通の要地で,周辺の有名ワインなどの集散地オートバイ電機,機械などの工業がある。詩人ラマルチーヌの出身地。施療院,市庁舎など 18世紀の建築物や聖バンサン大聖堂跡がある。人口3万 8508 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「マコン」の意味・わかりやすい解説

マコン
まこん
Mâcon

フランス中東部、ソーヌ・エ・ロアール県の県都。リヨンの北69キロメートル、ソーヌ川の右岸に位置する。人口3万4469(1999)。サン・バンサン寺院の遺跡、18世紀の市役所、市立病院の建物などが残る。行政商業の中心地で、マコネ・ワインやブレス地方産のニワトリの集散地。鉄道、道路、水路要衝でもある。機械、電機工業がある。1477年からフランス領。

[大嶽幸彦]

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