マプト(英語表記)Maputo

翻訳|Maputo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マプト」の意味・わかりやすい解説

マプト
Maputo

モザンビークの首都。旧称ローレンソマルケス Lourenço Marques港湾都市。モザンビーク南部,インド洋マプト湾に臨む。1544年ポルトガル商人のローレンソ・マルケスが探検,1787年ポルトガルの要塞が築かれ,1907年ポルトガル領東アフリカの首都となり発展,1976年マプトと改称。港はアフリカ東海岸最大規模で,かつては南アフリカ共和国の金やエスワティニローデシア(現ジンバブエ)などの輸出入港としても利用された。また,気候が良好なため保養地としても人気を集めたが,1975年のモザンビーク独立後に近隣諸国との関係が悪化したため,港湾や観光関連の産業は打撃を受けた。醸造,造船セメント,缶詰,織物などの工業が盛んで,商工業の発展に伴い市街地や港は再三拡張され,近代都市となった。国際空港,大学,自然史博物館,聖堂公会堂などがある。人口 112万200(2009)。

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