マルサラ(英語表記)Marsala

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルサラ」の意味・わかりやすい解説

マルサラ
Marsala

イタリア南西部,シチリア島西端のリリベア (ボエオ) 岬にある港湾都市。シチリア州トラパニ県に属する。前6世紀にカルタゴ人によって建設され,シチリア支配の最重要拠点となった。前 241年にローマ人に支配されてからは,カルタゴ遠征の基地。 1860年 G.ガリバルディが赤シャツ隊員 1000人を率いてここに上陸し,南部イタリア攻略の基地とした。現在マルサラワイン輸出港で,漁港としても知られる。アラブ色の強い町で,イスラム教モスク現存。人口7万 7218 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カスハラ

カスタマー(顧客)とハラスメント(嫌がらせ)を組み合わせた造語「カスタマーハラスメント」の略称。顧客や取引先が過剰な要求をしたり、商品やサービスに不当な言いがかりを付けたりする悪質な行為を指す。従業...

カスハラの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android