ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マルモンテル」の意味・わかりやすい解説
マルモンテル
Marmontel, Jean François
[没]1799.12.31. サントーパンシュルガイオンヌ
フランスの作家,批評家。ツールーズで一時聖職についたのち,パリに出てボルテールの庇護を受け,数編の悲劇を発表,特に『アリストメーヌ』 Aristomène (1749) は大成功を収めた。『メルキュール・ド・フランス』誌に発表し,1761年に刊行された『教訓小話集』 Contes morauxも好評を博し,各国語に翻訳された。しかし,最大の業績は『百科全書』の文学に関する項目を多数執筆したことで,のちに『文学原理』 Éléments de littérature (87) と題してまとめられた。ほかに,死後出版の回想録『父親の覚え書』 Mémoires d'un père (1804) がある。アカデミー・フランセーズ会員 (1763) 。
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