ミシェルビュトール(その他表記)Michel Butor

現代外国人名録2016 「ミシェルビュトール」の解説

ミシェル ビュトール
Michel Butor

職業・肩書
作家,評論家 元ジュネーブ大学客員教授

国籍
フランス

生年月日
1926年9月14日

出生地
モンス・アン・バルール

学歴
パリ大学卒

受賞
ルノード賞〔1957年〕「心変わり

経歴
パリ大学で哲学を学んだのち、1951年マンチェスター、’54年テサロニケ、’56〜57年ジュネーブ、’60〜74年米国、’75〜91年ジュネーブの各大学でフランス文学を講じる。その傍ら、’54年「ミラノ通り」、’56年「時間割」などの小説を発表し、’57年「心変わり」でルノード賞受賞。以後文筆活動に専念し、’60年「段階」を発表。これらの実験的な小説でヌーボー・ロマン(新しい小説)の代表的作家に数えられる。音楽、絵画にも造詣が深く、評論集「レペルトワール」(5巻,’60〜82年)、詩集「挿絵集」(4巻,’64〜76年)、ボードレール論、美術論、紀行や、言語表現の可能性を追求した「モビール」(’62年)や、「即興演奏(アンプロヴイザシオン)―ビュトール自らを語る」(’94年)などの著書がある。’89年立教大学の学術交流研究員として来日し、3ケ月滞在。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「ミシェルビュトール」の解説

ミシェル ビュトール
Michel Butor


1926.9.14 -
フランスの小説家。
ジュネーブ大学教授。
リール近郊モンス・アン・バルール生まれ。
エジプトスイスなどで教鞭を執る傍ら、「時間割」(1956年)、「心変り」(’57年)などの小説を発表し、ヌーボー・ロマンの代表的作家となる。アメリカの全体的表現をめざした「モビール」(’62年)以後、空感詩を目指した一連の作品を発表。その後、’75年にはジュネーブ大学教授となる。作品は他に旅行記「土地精霊」(3巻、’58〜78年)、評論集「レパートリー」(’60年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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