みずむしなどの治療薬(読み)みずむしなどのちりょうやく

知恵蔵の解説

みずむしなどの治療薬

「ラミシールAT」は、薬局・薬店で購入できる、みずむし・いんきんたむし・ぜにたむしの治療に用いられる外皮用剤で、クリーム、液、噴霧液(スプレー)の剤形がある。本剤は、一般用医薬品で唯一のアリルアミン系殺真菌成分「塩酸テルビナフィン」を配合している。水虫菌の細胞膜の合成を初期段階で阻害し、殺真菌作用を発揮する。英国で医療用医薬品として発売以来、海外で販売実績のあるみずむし治療薬である。日本でも医療用医薬品として販売されていた薬剤の、スイッチOTC薬である。皮膚への優れた浸透性と貯留性を有し、1日1回投与で24時間殺真菌効果が持続する。本剤による過敏症(発疹・発赤、かゆみ、はれ等)を起こしたことがある人には使用できない。また、目や目の周囲、粘膜(口腔、鼻腔、膣等)、陰のう、外陰部等、湿疹部、湿潤、ただれ、亀裂や外傷のひどい患部に使用してはならない。さらに、使用中に発疹・発赤、かぶれ、かゆみ、はれ、刺激感、熱感、鱗屑・落屑(フケ、アカのような皮膚のはがれ)、ただれ、乾燥・つっぱり感、皮膚の亀裂が現れた時や、2週間程度使用しても症状が良くならない、または使用により症状が悪化した場合には、直ちに使用を中止して、医師または薬剤師に相談する必要がある。

(澤田康文 東京大学教授 / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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