日本大百科全書(ニッポニカ) 「ミノボロ」の意味・わかりやすい解説 ミノボロみのぼろ / 簑襤褸[学] Koeleria cristata Pers. イネ科の多年草。全体に軟毛がある。稈(かん)は株立ちし、高さ20~40センチメートル。5~7月、稈頂に円柱形で長さ5~15センチメートルの円錐(えんすい)花序をつくり、多数の小穂をつける。小穂は扁平(へんぺい)で長さ4~5ミリメートル、光沢がある。平地に普通に生え、北海道から九州、および北半球の温帯に広く分布する。名は、花穂の形を破れた簑(みの)を着けているものと見立てたといわれる。[許 建 昌] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例