ムーラン(読み)むーらん(英語表記)Moulins

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ムーラン」の意味・わかりやすい解説

ムーラン
むーらん
Moulins

フランス中部、アリエ県の県都。パリの南南東292キロメートル、アリエ川中流沿いに位置する。人口2万1892(1999)。中・近世にはブルボン公領(ブルボネ)の中心都市で、旧市街には14世紀のブルボン公爵の城跡、15世紀のムーラン画家祭壇画を蔵するムーラン大聖堂、15世紀の鐘楼ジャックマール、リセ・バンビルの礼拝堂(17世紀)が残る。皮革機械電気などの工業が行われる。

[大嶽幸彦]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ムーラン」の意味・わかりやすい解説

ムーラン
Moulins

フランス中部,オーベルニュ地方,アリエ県の県都。ビシーの北約 50kmにあり,アリエ川に沿う商業中心地。主工業は製靴精密機械醸造家具付近では穀物を産するほか牧牛も行われる。 15世紀末にブルボン公領の首都となり,15~16世紀に最も繁栄した。ノートルダム大聖堂は 15~16世紀の美しいステンドグラスの窓と,「ムーランの画家」の三翼大祭壇画で名高い。人口2万 3353 (1990) 。

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