メースン(読み)めーすん(英語表記)Alfred Edward Woodley Mason

デジタル大辞泉 「メースン」の意味・読み・例文・類語

メースン(Luther Whiting Mason)

[1828~1896]米国音楽教育家。明治13年(1880)来日音楽取調掛教師として日本の洋楽教育に貢献

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精選版 日本国語大辞典 「メースン」の意味・読み・例文・類語

メースン

  1. ( Luther Whiting Mason ルーサー=ホワイティング━ ) アメリカの音楽教育家。ケンタッキー州ボストンなどで音楽教育に携わり、明治一三年(一八八〇)招かれて東京音楽学校で教え、日本の初期洋楽界の人材を育てた。(一八二八‐九六

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「メースン」の意味・わかりやすい解説

メースン(Alfred Edward Woodley Mason)
めーすん
Alfred Edward Woodley Mason
(1865―1948)

イギリスの作家、劇作家、推理作家。演劇俳優から作家に転じ、1902年ごろから歴史、冒険小説の執筆を始め、1902年に彼の最高傑作『四枚の羽根』を発表した。旅行、船、登山クリケットをたしなみ、国会議員当選歴もあり、第一次世界大戦中にはイギリス海軍民間情報員をするなどエネルギッシュに活動するなかで『被告側の証人』(1910。公開は1919)などの脚本を書いてヒットさせ、推理小説でもフランス人探偵アノーHannaudの登場する『バラ荘』(1910)、『矢の家』(1924)などを発表した。綿密な論理と心理分析の推理法が文学性の高い筆致で展開され、名作の名が高い。

[梶 龍雄]


メースン(James Mason)
めーすん
James Mason
(1909―1984)

イギリスの映画俳優。ハダーズフィールド市に生まれる。ケンブリッジ大学建築学科卒業後、舞台俳優に転じて名声を確立した。映画では『灰色の男』(1943)で爆発的な人気をよび、『邪魔者は殺(け)せ』(1947)、『パンドラ』(1951)、アメリカで『砂漠の鬼将軍』(1951)、『ジュリアス・シーザー』(1953)、『スタア誕生』(1954)など、幅広い性格演技をみせた。

[日野康一]

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