現代外国人名録2016 の解説
ユーリー グリゴローヴィチ
Yurii Nikolaevich Grigorovich
- 職業・肩書
- バレエ振付師・演出家 ボリショイ・バレエ団専任振付師
- 国籍
- ロシア
- 生年月日
- 1927年1月2日
- 出生地
- ソ連ロシア共和国レニングラード(ロシア・サンクトペテルブルク)
- 学歴
- レニングラード国立バレエ学校〔1946年〕卒
- 受賞
- レーニン賞〔1970年〕,ソ連人民芸術家〔1973年〕,ソ連国家賞〔1985年〕,ソ連労働者英雄〔1986年〕,ソウル・オブ・ダンス賞〔2001年〕,ゴールデン・マスク賞〔2003年〕
- 経歴
- 1946年キーロフ劇場バレエ団に入団。バレエダンサーとして活躍したが、’57年振付師に転向し、第1作「石の花」で成功。これにより’59年ボリショイ・バレエ団に招かれ、主席振付師、’64年芸術監督に就任。以後、その指導により同団を従来の武骨さを脱した優美なスタイルに育成。数々の古典バレエの改作のほかに、「愛の伝説」「スパルタクス」「イワン雷帝」「黄金時代」「ライモンダ」などの代表作がある。’90年4月ボリショイ・バレエ団の中から精鋭を選んだバレエ団“ボリショイ・バレエ・グリゴローヴィチ・カンパニー”(現・グリゴローヴィチ・バレエ・カンパニー)を設立。’93年ボリショイ・バレエを率い5年ぶりの来日公演。’95年3月エリツィン政権による機構改革でボリショイ劇場芸術監督を辞任。以後、さまざまな国、劇場でバレエの復元演出をする傍ら、モスクワ国際バレエコンクール、ヴァルナ国際バレエコンクール、ベヌア賞(ブノワ賞)の審査委員長も務めた。対立するワシリエフがボリショイ劇場総監督を解任された直後の2000年10月、振付師として再びボリショイに招かれる。2007年1月80歳を記念したフェスティバルが3週間にわたって開催された。2008年81歳で専任振付師としてボリショイに復帰。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報