精選版 日本国語大辞典「精鋭」の解説
せい‐えい【精鋭】
〘名〙
① (形動) 勢いが強くて鋭い力があること。また、すぐれて鋭いさま。
※経国集(827)一四・奉試賦挑燈杖〈春登善縄〉「謬汚二舄印一盤外落、眼分二精鋭一悵中挑」
※西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「一千八百九年(文化六年)タラベラの戦ありし後、法国精鋭の兵に囲繞せられし故」 〔管子‐七法〕
② すぐれた鋭い力をもった人やもの。特に、えりぬきのすぐれた兵士や艦船。
※日本外史(1827)二二「而公以二参遠膠漆之民一、加以二甲信之精鋭一」
※経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉後「雷王自ら数万の精鋭を率ゐ法斯より潜行して」 〔藩岳‐関中詩〕
③ (━する) きわめて鋭くすること。
※近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉四「征討の備を精鋭(セイエイ)し武臣の職掌を尽し」
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