ラテン文学史(読み)らてんぶんがくしねんぴょう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ラテン文学史」の意味・わかりやすい解説

ラテン文学史(年表)
らてんぶんがくしねんぴょう

ラテン文学の始まり


B.C.3世紀中ころ リウィウス・アンドロニクスの最初の劇上演。ナエウィウス活躍
B.C.204 エンニウス、ローマにくる
B.C.200 プラウトゥス『スティクス
B.C.191 プラウトゥス『プセウドルス』
B.C.180ころ ルキリウス生まれる。このころカエキリウス活躍
B.C.166 テレンティウス『アンドロスの女』
B.C.160 テレンティウス『兄弟』
B.C.140ころ パクウィウスアッキウスが同じ祝祭で悲劇上演

共和政末期、ヘレニズムの浸潤


B.C.84ころ カトゥルス生まれる
B.C.70 ウェルギリウス生まれる
B.C.65 ホラティウス生まれる
B.C.63 キケロ「カティリナ弾劾演説」
B.C.55ころ ルクレティウス『物の本質について』。カトゥルス活躍
B.C.51 カエサル『ガリア戦記
B.C.44 キケロ『義務論』
B.C.43 オウィディウス生まれる

ラテン文学黄金時代(アウグストゥス時代)


B.C.40 サルスティウス『ユグルタ戦記』
B.C.37 ワロ『農業論』。このころウェルギリウス『牧歌
B.C.34 ネポス『著名人伝記集』
B.C.30 ホラティウス『風刺詩』第2巻
B.C.29 ウェルギリウス『農耕詩』
B.C.28 プロペルティウス『エレゲイア詩集』第1巻
B.C.27ころ ウェルギリウス『アエネイス』(未完)、リウィウス『ローマ建国史』執筆開始
B.C.23 ホラティウス『歌章』第1~3巻
B.C.20 ホラティウス『書簡詩』第1巻
B.C.19 ウェルギリウス、ティブルス没す
A.D.8 オウィディウス、トミスに追放される

ラテン文学白銀時代


34 ペルシウス生まれる
60ころ ルカヌス、ペトロニウス活躍
65 セネカ(小)自殺
77 プリニウス(大)『博物誌』完成
86 マルティアリス『エピグラム詩集』第1、2巻(エピグラム)
1世紀終わりころ ワレリウス・フラックススタティウス、シリウス・イタリクス、クインティリアヌスらが活躍
98 タキトゥスゲルマニア
120ころ タキトゥス『年代記』、スエトニウス『皇帝伝』。ユウェナリス活躍
125ころ アプレイウス生まれる
4世紀 アウソニウスクラウディアヌス、プルデンティウスらが活躍

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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