ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ララミー造山運動」の意味・わかりやすい解説
ララミー造山運動
ララミーぞうざんうんどう
Laramide orogeny
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Laramide orogeny
北米大陸の西海岸に沿う山脈地帯で,白亜紀の終りから古第三紀初頭にかけて起こった地殻変動のこと。ララミー変動とも。ロッキー山脈における基盤を巻き込んだ褶曲・断層の形成を起こすとともに,コロラド高原の隆起などを引き起こした。かつて地向斜造山論に基づいて,古生代から中生代の地向斜期とその後の造山期に分けられた。その地向斜はシエラネバダ山脈の優地向斜と,より西の劣地向斜に分けられていた。プレートテクトニクスによってこれらは全面的に再解釈され,古生代の地向斜は大西洋型大陸縁辺に堆積したものであり,中生代末に至る優地向斜は活動的大陸縁の火山弧から付加体そして前弧海盆の堆積物と考えられるようになった。
執筆者:木村 学
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
北アメリカのロッキー山脈東部に顕著におこった変形や火成活動。ララミー変動ともいう。その主要時期は中生代の後期白亜紀から新生代の古第三紀暁新世である。北はカナディアン・ロッキーズから南はメキシコに至る長大な地域に認められる。大規模逆転層、褶曲(しゅうきょく)、衝上断層、花崗(かこう)岩バソリス(地表面積100平方キロメートル以上の岩体)などの火成活動がそのおもな産物であるが、場所によってこれらの発達状況が異なる。アメリカのワイオミング州ララミー山脈からコロラド州デンバー西のフロント山脈の地域においては大規模逆転層が卓越し、これらの逆転層によって先カンブリア時代の基盤が各所で上昇して山脈を形成している。大きな逆転層では5キロメートル余りも上昇した。
[吉田鎮男]
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