最新 地学事典 「ランシー鉱」の解説
ランシーこう
ランシー鉱
ranciéite
化学組成(Ca, Mn2+)0.2(Mn4+, Mn3+)O2・0.6H2Oの鉱物。三方晶系,空間群
執筆者:広渡 文利・三浦 裕行・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
ranciéite
化学組成(Ca, Mn2+)0.2(Mn4+, Mn3+)O2・0.6H2Oの鉱物。三方晶系,空間群
執筆者:広渡 文利・三浦 裕行・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
広義の二酸化マンガン鉱物の一つであるが、マンガン鉱床中に産するほか、これとはまったく関係のない岩石、たとえばある種の火山岩や石灰岩中、浅熱水鉱脈鉱床の脈石としても産する。独特の赤味を帯びた色、やや強い光沢、非常に脆(もろ)い性質などの特徴がある。高根鉱はこのもののMn2+置換体に相当するとされるが、水分の量が明らかにこれより多いので疑問もある。日本では福島県いわき市の変成岩中や静岡県下田市にある浅熱水性銅鉱脈鉱床の脈石鉱物として産する。命名は原産地のフランス中部アリエ県ランシエRanciéにちなむ。
[加藤 昭]
ランシー鉱
英名 ranciéite
化学式 (Mn4+,Ca,Mn2+)(O,OH)2・3~4H2O
少量成分 Fe,Mg,Al,Cu,Na,K
結晶系 六方
硬度 極低
比重 3.34
色 暗赤褐~黒
光沢 金属
条痕 帯赤褐
劈開 一方向
(「劈開」の項目を参照)
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