リンス(その他表記)rinse

翻訳|rinse

デジタル大辞泉 「リンス」の意味・読み・例文・類語

リンス(rinse)

[名](スル)
ゆすぐこと。すすぐこと。
洗剤のアルカリ分を中和したり、洗ったものを柔軟にしたりするために薬剤を加えた水などですすぐこと。また、その薬剤。「髪をリンスする」「オイルリンス

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「リンス」の意味・読み・例文・類語

リンス

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] rinse 「すすぐ」の意 ) 洗髪した後、シャンプー石鹸のアルカリ分を中和させたり髪に油分を与えたりするために、レモン汁や油性剤などですすぐこと。また、それに用いる液。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

改訂新版 世界大百科事典 「リンス」の意味・わかりやすい解説

リンス
rinse

洗髪の際に用いる化粧品。rinseは本来,ゆすぐ,すすぐ,洗い落とすの意味。セッケンやセッケン末に炭酸ナトリウム,デンプン,ベントナイトなどを加えたシャンプー剤を用いていたときは,セッケンの加水分解により洗ったあとの髪がアルカリ性になるので,クエン酸,酒石酸を主成分とした酸性リンスが必要であった。しかし1950年ごろからシャンプー基材に中性洗剤が使われるようになり,酸性リンスの必要がなくなったことと,中性(合成)洗剤は脱脂力が強いので,洗髪後に油分を補う必要が生じた。さらにヘアスタイルが変化し,自然の風合いのよさを要求するようになった。そのためリンスも,油脂分を補い,毛髪に柔軟性と自然の光沢を与えるだけでなく,静電気の発生をおさえブラシや櫛(くし)のとおりをよくすることを目的とするように変化した。内容成分の面からは,シャンプー剤が陰イオン界面活性剤と非イオン界面活性剤を主剤とするのに対し,リンスは陽イオン界面活性剤と油脂の成分である高級アルコール,タンパク質,植物エキスなどを配合したものに変化した。さらに近年ドライヤーなどによる損傷毛の増加にともなって,リンス剤よりもさらに油脂分やろう分,アミノ酸などの多いヘアトリートメント剤が使われる。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

百科事典マイペディア 「リンス」の意味・わかりやすい解説

リンス

本来すすぐ,洗い流すの意。洗髪後髪に残ったシャンプー剤のアルカリ分を中和させ油脂分を補い,柔軟性を与えてブラシや櫛の通りをよくするために用いる。酸性リンス,クリーム・リンス,オイル・リンスなどがある。近年はさらに油脂分やアミノ酸の多いヘア・トリートメント剤も用いられる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

毛髪用語集 「リンス」の解説

リンス

髪の表面を覆うキューティクルを保護するもの。シャンプーの後に使用し、しっかりと洗い流す。

出典 抜け毛・薄毛対策サイト「ふさふさネット」毛髪用語集について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android