ルイジアード諸島(読み)ルイジアードショトウ(その他表記)Louisiade Archipelago

デジタル大辞泉 「ルイジアード諸島」の意味・読み・例文・類語

ルイジアード‐しょとう〔‐シヨタウ〕【ルイジアード諸島】

Louisiade Archipelago》パプアニューギニア南東部の諸島ニューギニア島南東約200キロメートル沖合に位置し、ソロモン海珊瑚海に挟まれる。火山島であるタグラ島、ミシマ島、ロッセル島、および多数小島からなる。中心地はミシマ島のブワガオイア。

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改訂新版 世界大百科事典 「ルイジアード諸島」の意味・わかりやすい解説

ルイジアード[諸島]
Louisiade Archipelago

南西太平洋,ニューギニア島南東端の東に位置する島群。パプア・ニューギニア国ミルン・ベイ州に属し,タグラ,ミシマ,ロッセルなどを中心に,多数の島や礁からなる。面積約1800km2,人口1万6496(1980)。山がちで,一般にマッシム人と呼ばれる島民サツマイモタロイモを多く栽培している。金を産出し,特にタグラ島ではほとんどの川すじで金が見つかったので,19世紀末ゴールドラッシュに見舞われた。主要な町はミシマ島のブワガオイア。1606年スペイン人トレスが発見し,1793年フランス人ダントルカストーが調査した。第2次大戦中,日本軍が一時占領した。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ルイジアード諸島」の意味・わかりやすい解説

ルイジアード諸島
ルイジアードしょとう
Louisiade Archipelago

パプアニューギニア,ニューギニア島の東南東約 200kmに位置する島群。ミルンベイ県に属する。大小百余の島々から成る。最大の島はタグラで,長さ 80km,幅 24km。その他おもな島に,ミシマ,ロッセルなどがある。これら3島は火山島,その他はサンゴ島で,全島周囲サンゴ礁発達。一般に山がちで,ミシマは金の産地であり,20世紀初頭に採掘が中断されたが,1989年再開された。コプラを産する。面積約 1130km2。人口1万 6478 (1980) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ルイジアード諸島」の意味・わかりやすい解説

ルイジアード諸島
るいじあーどしょとう
Louisiade Archipelago

パプア・ニューギニア南東端にある島群。面積1560平方キロメートル、人口1万6478(1980)。タグラ、ミシマ、ロッセルの三火山島と、多数のサンゴ島からなる。中心地はミシマ島のブワガオイアBwagaoia(人口572)。おもな食料源はサツマイモ、タロイモ、水産物で、商品作物ココヤシ。1606年、スペイン人航海者トレスが来航。1768年フランス人航海者ブーゲンビルがルイ15世にちなんで命名した。

[谷内 達]

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