アフリカ南西部,アンゴラ共和国西部の港湾都市。人口15万(1983)。古い港町ベンゲラ(南西約60km)在住のポルトガル人が,より健康的で気候・風土のよい港町の建設をポルトガル女王に請願した結果,1843年から建設された比較的新しい港町である。1931年にベンゲラからベルギー領コンゴに至る鉄道が全通して以来,おおいに発展し,現在ではこの国最大の貿易港になっている。鉄道,道路や航空路など交通・通信の要衝でもある。コンゴ民主共和国(旧,ザイール)やザンビアの鉱産物の積出港として知られるが,国内の穀物,コーヒー,サイザル麻,砂糖,水産物,塩,豆類なども輸出する。工業は食品,セメント,建設資材などを生産するほか,造船,船舶修理の施設もある。
執筆者:西野 照太郎
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