レイヨニズム(英語表記)Rayonism

デジタル大辞泉 「レイヨニズム」の意味・読み・例文・類語

レイヨニズム(rayonism/rayonnism)

《「レイヨニスム」とも》1913年、ロシアの美術家ミハエル=ラリオーノフによって唱えられた絵画思想。物体に反射する光の表現を追求した。光線主義。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイヨニズム」の意味・わかりやすい解説

レイヨニズム
Rayonism

光線主義。抽象美術の一運動。 1910~12年に M.ラリオノフ,N.ゴンチャロワによりモスクワで始った運動。イタリアに起った未来派と類似し,さらにそれを発展させ,時間と空間をこえて四次元の表現を目指し,人物や都市などの形態を光線の図式に解体し,一種抽象絵画を作り出した。この運動は長続きしなかったが,ラリオノフによりディアギレフロシア・バレエ団の舞台装飾などに影響を与えた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android