ワットポー(英語表記)Wat Po

デジタル大辞泉 「ワットポー」の意味・読み・例文・類語

ワット‐ポー(Wat Pho)

タイの首都バンコク中心部にある仏教寺院ワットプラケオおよび王宮北側に位置する。1788年、ラーマ1世により建立本堂には長さ46メートル、高さ15メートルの巨大な寝釈迦仏があることで有名。周囲歴代の王の遺骨を納めた仏塔がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワットポー」の意味・わかりやすい解説

ワット・ポー
Wat Po

タイバンコク市内にある仏教寺院。ポー寺。正式にはワット・プラチェートゥポン。王宮の南隣に位置する。1793年王城守護のために創立されたが,大部分はラーマ3世(在位 1824~51)の治世に造営された。全長 49mの金箔ばり釈迦涅槃像(1840頃)がある。本堂をめぐる回廊には 600体をこす等身大のブロンズ仏像が並んでいる。これらはラーマ1世(在位 1782~1809)の時代に,古都スコータイアユタヤから運ばれてきたもの。本堂の高さは約 50m,タイ第1の大寺院である。

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世界の観光地名がわかる事典 「ワットポー」の解説

ワットポー【ワットポー】
Wat Pho

タイの首都バンコクのプラナコーン区にある、バンコクで最も歴史が古いとされている寺院。◇正式名称は「ワットプラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム=ラーチャウォーラマハーウィハーン」。全長50m弱の金箔で覆われた涅槃仏(ねはんぶつ)(寝釈迦仏)があることから、「涅槃寺」、あるいは「涅槃仏寺」とも呼ばれている。寺院の建物は中国とタイ文化の混合様式。本尊は金箔が施されたブロンズの仏像で、その台座にはラーマ1世の遺骨が納められている。ここはタイ初の大学が置かれた寺院で、タイ医学の伝統を継承するタイマッサージ学校が残っている。

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