アイコン

デジタル大辞泉 「アイコン」の意味・読み・例文・類語

アイコン(icon)

コンピューターで、ファイルの内容やプログラムの機能などを絵文字にしてディスプレー上に表示した図形・記号。
偶像。あこがれや崇拝の的となるもの。また、象徴的なもの。イコン。「ファッションアイコン」「時代のアイコンとなる」「このブランドアイコンバッグ」

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精選版 日本国語大辞典 「アイコン」の意味・読み・例文・類語

アイコン

  1. 〘 名詞 〙 ( [英語] icon )
  2. イコン
  3. コンピュータで、プログラムやファイルを表示するのに使われる絵文字のこと。

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百科事典マイペディア 「アイコン」の意味・わかりやすい解説

アイコン

プログラムやファイルの種類をシンボル化した小さな絵記号。画像を意味するギリシア語イコンからきた言葉。Microsoft WindowsMacOSなどGUI環境を備えたオペレーティングシステムは,アイコンを用いることによりユーザーが直感的に分かりやすく操作できるようにしている。画面に表示されているアイコンをマウスで選択しクリックすることにより,アプリケーションソフトを実行したりファイルを開いたりすることができる。アプリケーションソフトの中でも,よく使う〈保存〉や〈プリント〉などの機能やショートカットをアイコンとして表示しているものが多い。アップルコンピューターが1984年に発表したMacOSに初めて採用され,さらに,1995年に発売されたマイクロソフトWindows 95に採用されたことでいっきに普及した。
→関連項目オブジェクト指向

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アイコン」の意味・わかりやすい解説

アイコン
あいこん
icon

現在のパソコンのヒューマン・インターフェースで主流となっているGUI(Graphic User Interface)において、ファイルや機能などを示す絵記号をアイコンとよぶ。もともとはギリシア語で肖像や画像のことをいい、キリスト教では聖像をいうが、記号論では、相似あるいは類推によってものを表示する記号のことをアイコンとよぶ。GUIにおいては、直感的でわかりやすい操作を可能とする表示のためにくふうされ、一種のメタファー(比喩(ひゆ))を表す。たとえば、パソコンのモニター画面上にごみ箱のアイコンを表示し、そこにファイルを落とす操作によって、ファイルをごみ箱に捨てる感じで、ファイルの消去を起こさせるなど、である。

[田村浩一郎]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アイコン」の意味・わかりやすい解説

アイコン
icon

コンピュータのソフトウェアにおいて,人と機械の関係を円滑にするために,その機能や命令内容あるいは処理対象などをわかりやすく絵で表した記号のこと。もともとギリシア正教 (東方正教会) の聖像を意味するイコンから転じた。コンピュータに情報を入力する際に,ポインタカーソルで指示するマウスなどの装置を使う場合,その対象は文字ではなくアイコンが使われる。ポインタをマウスで動かし,アイコンに合わせてボタンをクリックしたり,アイコンを引きずって移動させ別のアイコンに重ねる (ドラッグ・アンド・ドロップ) などして処理内容を選択して入力する。アイコンのデザインとしては,画面に線を引く機能は鉛筆の絵,不要な線を消す機能は消しゴムの絵,などのように,一目見れば処理や命令の内容が常識的にわかるように工夫されている。

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IT用語がわかる辞典 「アイコン」の解説

アイコン【icon】

コンピューターの操作画面上で、ファイルアプリケーションソフト、特定の処理を小さい図柄で表現したもの。アイコンの上にマウスカーソルを重ね、クリックなどの操作により、ファイルを開いたり、アプリケーションソフトを起動したりすることができる。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「アイコン」の解説

アイコン

ファイルの内容やソフトウェアの用途、機能などを図や絵柄で表したもの。文字による名称や説明に比べて言語の壁がなく、国籍や年齢を問わず、誰にでもわかりやすい。WindowsやMac OSなどのOSでは、アイコン自体をファイルやフォルダーを表す対象として扱い、クリックなどをすることで、さまざまな操作ができるようになっている。また、多くのアプリケーションでは、主な操作を実行するためのツールボタンにアイコンが使用されており、直感的に目的の操作ができる。

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パソコンで困ったときに開く本 「アイコン」の解説

アイコン

操作対象を指定しやすく、見分けやすくするために小さな絵で表したものです。ウィンドウズでは、ハードディスク内のファイルやフォルダーのほか、パソコン自身やプリンタなどもアイコンで表示されます。
⇨GUI、サムネール

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とっさの日本語便利帳 「アイコン」の解説

アイコン

操作を分かりやすくするために使われる、絵文字的なボタン。もともとは「肖像、偶像」という意味。

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世界大百科事典(旧版)内のアイコンの言及

【記号】より

…語(言語記号)は条件反射の刺激という信号に取って代わる〈信号の信号〉であり,この〈信号の信号〉は事物・事象が不在でも,それらについての観念を指示し惹起することができる。 実現された記号はその形式的特徴からアイコンicon(類像記号――ある対象の画像など),インデクスindex(指標記号――矢印がなんらかの対象を指示する場合),シンボルsymbol(象徴記号――約束的な記号で,その代表は自然言語)の3種に分類されることがある(C.S.パース)。また,モリスによれば,こうした記号を検討する記号論は,意味論semantics(記号と,それが指示する対象の関係。…

【ヒューマンインターフェース】より

…情報科学と認知心理学とを中核とする学際分野である。ウィンドウシステムwindow systemGUIの中核的な構成要素の一つで,ウィンドウ(一つの画面に提示される複数の処理領域),アイコン(対象の絵表示),プルダウンメニュー(メニューバーをクリックすることによる階層検索)に対するマウス操作だけで,複数の仕事の同時処理を可能にする管理システムのこと。UNIX系のXウィンドウ,MS-DOS系のウィンドウズWindows,マッキントッシュMacintoshのそれの三つがよく知られている。…

※「アイコン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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