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アカロフ アカロフ Akerlof,George Arthur

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アカロフ
アカロフ
Akerlof,George Arthur

[生]1940.6.17. コネティカットニューヘーブン
アメリカの経済学者。 1962年エール大学卒業。 66年マサチューセッツ工科大学 (MIT) で博士号を取得。同年からカリフォルニア大学バークレー校で教鞭をとり,77年経済学教授に就任。 78~80年ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス教授。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アカロフ
あかろふ
George Arthur Akerlof
(1940― )

アメリカの経済学者。コネティカット州ニュー・ヘブン生まれ。エール大学を卒業し、1966年にマサチューセッツ工科大学で博士号を取得。カリフォルニア大学バークリー校准教授、ロンドン・スクール・オブ・エコノミックス教授などを経て1977年カリフォルニア大学バークリー校教授となる。2001年に、A・M・スペンス、J・E・スティグリッツとともに「情報の非対称性を用いて市場を分析した」との理由で、ノーベル経済学賞を受賞した。
 商品の同質性と完全情報を前提とする新古典派経済学を批判し、経済学へ社会学的・心理学的アプローチの導入を積極的に推進する「情報の経済学」を主張する。1970年の論文「The Market for Lemons」で、中古車市場を例に、品質をよく知っている売り手と知らない買い手の間には情報の偏り(非対称性)があり、結果として市場に「劣悪な商品」(俗語でレモン)だけが出回り、よい中古車を手に入れようとする買い手が「逆選択」(adverse selection)を受けてしまうことを実証した。これは後に「レモンの原理」とよばれ、情報の非対称性が現実の世界でありふれたものであり、経済分析にとって欠かせない重要な概念であることを提示し、取引当事者は情報を入手しようとする情報活動に積極的に取り組むとする。この概念は医療保険や雇用市場にも応用され、情報の経済学で先駆的な業績を残した。[金子邦彦]
『幸村千佳良・井上桃子訳『ある理論経済学者のお話の本』(1995・ハーベスト社)』

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