コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

アクタイオン アクタイオン Aktaion

3件 の用語解説(アクタイオンの意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アクタイオン
アクタイオン
Aktaion

ギリシア神話の英雄。アポロンの息子アリスタイオスとカドモスの娘アウトノエの間に生れ,ケンタウロスケイロンに養育され,狩りの名手となった。あるときキタイロンの山中で,狩りの疲れを癒やそうとして泉に近づいたところ,そこで沐浴していたアルテミス女神の裸身を見てしまい,その罰に鹿に姿を変えられ,自分の連れていた 50頭の猟犬に食い殺された。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

百科事典マイペディアの解説

アクタイオン

ギリシア伝説の登場人物。敏捷な狩人であったが,水浴中の女神アルテミスの裸身を目にしたため女神の怒りにふれ,鹿に変えられて自分の猟犬にかみ殺されたという。ギリシア陶器画やティツィアーノなど,後世多くの美術作品の画題となった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. ご提供する『百科事典マイペディア』は2010年5月に編集・制作したものです

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アクタイオン
あくたいおん
Aktain

ギリシア神話に登場する狩人(かりゅうど)。アポロン神の子アリスタイオスとカドモスの娘アウトノエの子。怪物ケンタウロス一族のケイロンに育てられ、彼から狩りの術を教わった。ある日、アクタイオンはキタイロンの山中で、狩りの最中に50頭の飼い犬に八つ裂きにされて死んだ。その原因は、ゼウスから愛人セメレを奪おうとしたためともいわれるが、多くの説では、彼が処女神アルテミスの入浴中の裸体を目撃してその怒りに触れたためとされている。処女神アルテミスは、泉の水をかけてアクタイオンを鹿(しか)に変え、彼の猟犬たちを扇動してかみつかせた。主人を失った犬たちを慰めるため、ケイロンはアクタイオンの立像をつくった。[小川正広]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典内のアクタイオンの言及

【アルテミス】より

…しかしニンフのひとりカリストKallistōは,ゼウスに愛されて一子アルカスArkasを生んだので,女神(またはゼウスの后のヘラ)の怒りにふれて熊に姿を変えられ,のちこの母子は大熊,小熊の星座となった。また高名な猟師アクタイオンAktaiōnは,狩りの最中,水浴中の女神の裸身を目にしたため鹿に変じられ,みずからの犬どもに八つ裂きにされたという。もともとギリシア先住民族の豊穣(ほうじよう)の女神であったと考えられるアルテミスは,産褥(さんじよく)の守護神,人間と野獣に多産をもたらす女神としてもあがめられた。…

※「アクタイオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

アクタイオンの関連キーワードアポロンギリシア悲劇ケイロンマルシュアスギリシャ神話アポロンの地獄《ギリシア神話》ラドン(ギリシア神話)カイロン(キローン)キローン

今日のキーワード

パラチオン、パラチオンメチル

パラチオンは無色で油状の液体、パラチオンメチルはコハク色の液体。ともに毒性が強く、有機リン系殺虫剤として使用された。50年代以降、稲の害虫被害を防ぐことが確認され、広く導入された。しかし、農民の中毒死...

続きを読む

コトバンク for iPhone