アシャッフェンブルク(英語表記)Aschaffenburg

デジタル大辞泉 「アシャッフェンブルク」の意味・読み・例文・類語

アシャッフェンブルク(Aschaffenburg)

ドイツ中西部、バイエルン州工業都市フランクフルト南東約40キロメートル、マイン川沿いに位置する。中世よりマインツ大司教に統治され、1814年からバイエルン領。マインツ大司教の居館として建造されたヨハネスブルク城がある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アシャッフェンブルク」の意味・わかりやすい解説

アシャッフェンブルク
Aschaffenburg

ドイツ南東部,バイエルン州の都市。マイン川中流右岸,シュペサルト山地西麓に位置する。ローマ人の集落から発達し,982年頃マインツ大司教領となり,1173年都市権を得た。宗教会議 (1292) や帝国議会 (1447) の開催地。 1814年バイエルン領に編入。ローマの城塞跡に建設されたルネサンス期のヨハネスブルク城 (1605~14) は,マインツ選帝侯の夏の離宮。 12世紀の聖堂絵画や市立博物館の美術収集品にはすぐれたものが多い。衣服製紙機械,精密機器,金属塗料,化粧品などの工業がある。人口6万 4098 (1991推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「アシャッフェンブルク」の意味・わかりやすい解説

アシャッフェンブルク
あしゃっふぇんぶるく
Aschaffenburg

ドイツ中西部、バイエルン州の都市。人口6万7600(2000)。フランクフルトの南東、マイン川の右岸に位置する。ライン低地とシュペサルト丘陵地の中間にある交通の要地で、繊維、製紙、機械の各工業が盛んである。火力発電所があり、ドイツで最初に原子力発電所が建設された土地でもある。古くから河港として発展し、13世紀以降にはマインツ大僧正の第二の居住地ともなった。その居館であったルネサンス様式のヨハネスブルク城は有名。

[石井英也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android