アップルコンピューター

百科事典マイペディア 「アップルコンピューター」の意味・わかりやすい解説

アップルコンピューター[会社]【アップルコンピューター】

米国のパーソナルコンピューターメーカー。スティーブン・ジョブズ(Steven Jobs)ら3人が1976年に創設。株式会社は翌1977年設立。早くからカラー表示機能を備えたパソコンや,マウスマルチウィンドウなどの先進的なハードウェアソフトウェアを導入したパソコンを製品化するなど,技術開発力に優れた企業として知名度が高い。主力製品マッキントッシュが備える直感的なGUIと高精度な印刷機能は,グラフィック・デザイン用ソフトウェアの発展を促し,DTPの基礎を築いた。その後もCD-ROM再生機能や動画再生機能の標準装備を進めるなど,パソコンにおけるマルチメディアの発展に貢献。経営のごたごたで創業者3人が辞め,その後何人も経営者が替わったことなどに加え,1990年代になるとマイクロソフト社との競争などで業績不振が続いた。1996年スティーブン・ジョブズが経営責任者に復帰,1997年にマイクロソフトとの提携を発表,世界を驚かせた。本社カリフォルニア州。1998年,日米で記録的な売行きを示した低価格のネットワーク用パソコンiMacを発売。1999年にはノートタイプのiBookなどを発売。2001年には携帯音楽プレーヤーiPodを発売,累計1億台以上を販売する大ヒット商品となり,関連する音楽配信事業も急成長を遂げた。2007年社名をアップルに変更,携帯電話機iPhoneを発売,マルチタッチスクリーンのユニークなデザインを採用して,世界的にヒットさせ,2010年にはこれまでのタブレットPCの概念を一新するiPadを発表,成長期に入った電子書籍分野を取り込む姿勢を打ち出すなど,パソコン以外の事業拡大も成功している。11年8月,時価総額で世界最大の会社となった。売上高1082億4900万ドル(2011)。総資産1163億7100万ドル(2011)。
→関連項目アイコンキヤノン販売[株]キンドルスマートフォンパーソナルコンピューターフロッグデザイン[会社]LINE

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「アップルコンピューター」の解説

アップルコンピューター

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