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アニリン系薬中毒 あにりんけいやくちゅうどく

家庭医学館の解説

あにりんけいやくちゅうどく【アニリン系薬中毒】

 アセトアミノフェンとフェナセチンの2種類があって、中毒の症状がちがいます。
■アセトアミノフェン中毒
 一般用薬の解熱・鎮痛薬やかぜ薬の多くに含まれています。医療用薬にも、含まれているものがあります。
●症状 飲んでから24時間ぐらいは、症状がないか、あっても吐(は)き気(け)・嘔吐(おうと)程度です。
 その後に肝障害がおこってきます。軽い高ビリルビン血症、低血糖がおこることもあります。
 大量に飲んだときには、3~4時間後に昏睡(こんすい)や代謝性(たいしゃせい)アシドーシスがおこることがあります。
●治療 吐かせるとともに初期治療(「医師が行なう中毒の初期治療」)の胃洗浄を行ないます。
 事故から1時間以内であれば、吸着剤の活性炭を使用します。
 事故から4時間以上たっても血液中のアセトアミノフェンの値が高いときは、拮抗薬(きっこうやく)のアセチルシステインを経口か注射で用います。
■フェナセチン中毒
●症状 昏睡、けいれんがおこるほか、メトヘモグロビン血症、溶血性貧血などが発症します。
●治療 初期治療(「医師が行なう中毒の初期治療」)の胃洗浄、吸着剤や下剤の使用などを行ないます。
 メトヘモグロビン血症には、メチレンブルーの点滴、けいれんには、ジアゼパムの注射を行ないます。

出典 小学館家庭医学館について 情報