アヘン中毒(読み)アヘンちゅうどく

百科事典マイペディアの解説

アヘン中毒【アヘンちゅうどく】

急性中毒は自殺の目的や薬用によって起こり,大量の場合は呼吸麻痺(まひ)で死ぬ。慢性中毒は主として常習性吸煙によるもので,アヘンを渇望し,中止すれば不快な禁断症状を呈し,やめられなくなる。全身やせ細り,皮膚青白く,性欲・食欲も減退し,不眠,恐怖,不安,幻覚,手足の震え,知覚過敏,言語障害等をきたす。治療困難で,入院隔離を要し,持続睡眠や依存性の少ない薬物に代え徐々に離脱させる方法がとられる。
→関連項目麻薬中毒モルヒネ中毒

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典内のアヘン中毒の言及

【アヘン(阿片)】より

…消費量は生産量より少ないので,在庫が増えている。【加藤 祐三】
[アヘン中毒]
 中毒とは毒物によって引き起こされた病的状態をいい,アヘンの場合も,その摂取によって起こる急性と慢性の中毒がある。急性中毒では,呼吸抑制,縮瞳,チアノーゼ状態となり,昏睡から呼吸麻痺の結果死に至る。…

※「アヘン中毒」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報