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アラビー `Alavī, Bozorg

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アラビー
`Alavī, Bozorg

[生]1904.2.2. テヘラン
[没]1997.2.18. ベルリン
イランの作家。ドイツに留学し,帰国後,左翼政治活動に従事したため 1937年から 1941年まで投獄された。 1953年以降東ドイツに亡命,フンボルト大学で教える。短編集『旅行カバン』 Chamadān (1934) を発表して文壇に現れ,1941年釈放後創作活動を盛んに行ない,獄中記『53人』 Panjāh o seh nafar (1942) などを発表した。代表作『彼女の目』 Chashmhāyash (1952) はレザー・シャー体制下の地下運動を描いた現代小説の傑作。大衆に真の同情をいだく信念の作家と評される。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アラビー
あらびー
Buzurg ‘Alav
(1907―1997)

イランの小説家。商人の家に生まれ、1922年ドイツに留学。帰国後、左翼運動を行ったため、1937年に同志52人とともに逮捕、投獄され1941年まで獄中にいた。第二次世界大戦後旧東ドイツに移り、フンボルト大学の教授を務めた。1934年に短編集『トランク』を発表して文壇に現れ、短編集『牢獄(ろうごく)の紙きれ』(1941)、獄中記『五十三人』(1942)、長編小説『彼女の眼(め)』(1952)を発表して現代一流の作家となった。信念の作家として知られ、西欧の技法を取り入れ、社会の底辺をよく主題とし、その作品には政治的左翼思想が強く反映している。王制時代には作品はほとんど発禁であったが、イラン・イスラム革命後の1979年に解禁された。[黒柳恒男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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