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アリドリ Thamnophilidae; antbirds

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アリドリ
Thamnophilidae; antbirds

スズメ目アリドリ科の鳥の総称。全長 9~36cmで,約 230からなる。大部分の種は,白,灰,黒,褐色などの羽毛をもち,全体として地味な鳥である。は短く,脚は長め。はやや平たく,先端が鉤状になっている。中央アメリカから南アメリカに分布し,地上性の種や,森林の下層域や中層域,樹冠でそれぞれ生活する種,人家近くの茂みに生活する種などのすみ分けがある。飛翔力が弱いので長距離渡りをする種はない。その名は,グンタイアリ行進によって追われた昆虫や小動物をねらって食べる習性からきている。すべての種ではないが,少なくとも 18種は食べ物をアリの行進から追い出される獲物に依存している。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アリドリ
ありどり
antbird

鳥綱スズメ目アリドリ科に属する鳥の総称。同科Formicariidaeは中央・南アメリカに分布し、全部で約220種いる。全長9~36センチメートルほどで、全体に褐色や黒のじみな羽色をしている。この科のなかには、グンタイアリの行列について回り、アリに追われて飛び出してくる昆虫をとらえて食べる鳥がいることから、アリドリという名がつけられた。またこの科にはアリモズとかアリヤイロチョウなど、「アリ」ということばの次に、この科の分布しない北アメリカや旧世界の鳥の名を続けたものが多いが、それらは同様の名のついた鳥と互いに似た外観や習性をもっている。この科の詳しい生態はあまりよく知られていないが、一般に低地や山地の森林に1年を通じて1羽か2羽で暮らし、よくさえずる。深い森林内にすむため、姿よりも鳴き声で気づかれる場合が多い。[樋口広芳]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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